こんにちは。SOPHIE DESIGN WORKSのemiです!
【超ブランディング】シリーズ、今回は「才能」について、ちょっと変わった視点からお話します。
皆さんは「才能」という言葉にどんなイメージを持っていますか?
生まれ持った特別な能力、努力しても届かないもの…そんな風に思っている方も多いかもしれません。
しかし、実は「才能」とはもっと身近で、もっと自由な概念なのです。
そこで今回は、才能に関する新しい視点と、自分自身の才能を見つけて、キャリアや人生を豊かにする方法についてご紹介します。
才能は「特別な能力」じゃない!「偏り」こそが才能
まず、才能の定義について再考してみましょう。
一般的には、才能とは「得意なこと」や「生まれつきの能力」と認識されがちです。
しかし、それだけでは「才能」についての説明は十分ではありません。
才能の本質は「偏り」にあると考えることもできます。
才能=偏り?
どういうこと?と思われた方も多いですよね。
次の章でしっかり解説していきます!
「偏り」としての才能
完璧なバランスを持った人よりも、ある分野に極端に偏った特性を持つ人の方が才能として認識されやすいのです。
なぜなら、バランスが取れているということは、つまり「平均的」であるということ。
しかし、才能と呼ばれるためには、平均から大きく外れている部分が必要です。
突出した部分があるからこそ、才能として認識されるのです。
その突出した部分が「偏り」であり、「才能」と呼ばれるものなのです。
才能を発揮するにはただ「偏り」続ければいい
このように、才能を「偏り」と定義すると、「特定の分野で他の人と異なる特性を持つこと」となります。
この偏りが、特定のコミュニティの中で価値を持つようになると「才能」として認識されるわけなのです。
才能を発揮するには、この「偏り」を意識的に伸ばし、それを活かせるような環境を見つけることが大切です。
次は、AI時代の「才能」が生まれる仕組みを解説します!
才能が生まれるメカニズム
相対的に価値があるもの
才能は、一人だけで決まるものではなく、所属するコミュニティの中で評価されるものです。
例えば、プレゼンが得意な人が、プレゼンが苦手な人の中で発表すれば、その人は「プレゼンに才能がある」と言われるかもしれません。
つまり、あなたの個性が周りと比べて際立っているかどうかが重要になります。
適応能力も才能の一部
現代は、VUCA(Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性)という時代です。
IT技術の発展やグローバル化などにより、社会は目まぐるしく変化しています。
そんな時代に求められる力が、新しい環境に素早く適応する能力です。
この適応力も、現代における立派な才能の一つといえるでしょう。
時代やコミュニティによる変動
才能が求められる場面は、時代とともに変化します。
例えば、内向的な性格はかつてマイナスに捉えられたこともありましたが、今では集中力や深い思考力につながると評価されています。
SNSの発展によって発信力やコミュニケーション能力が求められたり、リモートワークの普及で自己管理能力やオンラインでの協働力が重要視されたりするなど、時代の変化に伴って求められる才能もシフトしています。
自分と向き合い続けることが、偏りを活かす最短距離
まずは自分が他の人と比べて「得意なこと」や「興味のあること」に気づくことが、才能を活かす第一歩です。
そのためには、日頃から自己分析を行い、自分の「偏り」に気づくことが大切です。
また、自分の「偏り」を活かせるような環境やコミュニティを見つけることも重要です。
ちなみにGoogleの人事では「偏り」を支援する仕組みを作り、活用しているそうです!
Googleでは、成績が悪いからといって、その人の能力が低いとは判断されない。
その代わりに、「偏りを活かせてないのでは?」と考え、どうにか支援できる方法を探すんだ。
『才能の地図』鈴木祐著より
当然ですが、Googleで働いていない人がほとんどなので、自分と向き合い、活かし方を考えていくしか方法はありません。
とはいえ、自分の「 偏り」 に気づくことは、なかなか難しいものです。
そこで、いまこの瞬間から始められる「偏り」を見つけるための4つのアクションプランをご提案します。
自分の偏りをみつけるための4ステップ
自分と向き合う時間を作る
まずは、自分の得意なこと、苦手なことをじっくりと分析してみましょう。
これは、自分自身の個性や特性を理解するための第一歩です。
ノートとペンを用意して、以下の質問に思いつくまま書き出してみましょう。
- あなたはどんなことに熱中しやすいですか?
- どんなことに時間をかけても飽きないですか?
- どんなことをしている時が、一番楽しいですか?
- 反対に、どんなことが苦手で、どうしても集中できないですか?
- 周囲の人から、どんな才能があると褒められることが多いですか?
自分の行動パターンや思考パターンを客観的に観察し、自分の「好き」や「楽しい」という気持ちに素直に従ってみましょう。
一日3分からでも大丈夫!
周りの人に聞いてみる
家族や友人、同僚など、身近な人に「私のどんなところがすごいと思う?」「どんな才能があると思う?」と聞いてみましょう。
自分では気づきにくい長所や、意外な才能を教えてもらえることがあります。
ポイントは、なるべく具体的なエピソードを交えて話してもらうこと。
例えば、「優しいね」だけではなく、「あの時、〇〇さんのために〇〇してあげていて、本当に優しい人だと思った」のように、具体的な状況や行動を伝えてもらうように意識しましょう。
新しいことに挑戦してみる
興味のあることを始めてみたり、新しいスキルを学んだりすることで、新たな才能を発見できるかもしれません。
「難しそう」「自分にはできないかも」と決めつけずに、まずはやってみることを意識してみましょう。
積極的に行動することで、今まで眠っていた才能が見つかるかもしれません。
自己分析ツールを活用する
性格診断テストや強み診断など、客観的な視点から自分自身を分析してみましょう。
有名なものでは以下のようなツールがあります。
- ストレングス・ファインダー:個人の強みを34の資質に分類し、上位5つの資質を明らかにするツール。
- VIA(Values in Action):24の性格的強みを測定し、コアとなる強みを特定するツール。
これらのツールを活用することで、自分の特性をより深く理解することができます。
まとめ | 才能は誰にでもある
「才能」は、生まれつき持っている特別なものではなく、誰にでも見つけられるものです。
大切なのは、自分がどの分野でどのように偏っているかに気づき、それを伸ばしていくこと。
そして、自分の才能を活かせるような環境・コミュニティを見つけ、偏りを伸ばす努力と工夫をしていくことです。
これは一朝一夕にはできず、結構大変な作業ですよね。
だからこそ、自分で見つけた「才能」は宝物で、あなたの心のなかでダイアモンドのようにずっと輝き続けるでしょう。
あなたも、きっと自分だけの特別な才能を持っているはず!
自分の偏りを見つけるために、毎日少しずつ自己分析の時間を設けましょう!
私も一日5分~10分のノートワークは欠かせません!
今後は日々私が行っているワークを、少しづつご紹介していく予定です^^
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