こんにちは!SOPHIE DESIGN WORKS(ソフィー・デザイン・ワークス)のemiです。
画像生成AI、Midjourney(ミッドジャーニー)に夢中になって早2ヶ月。
毎日新しい作品を生み出しているうちに、使わない作品もたくさん溜まってしまいました。
でも、私にとっては不要な作品でも、誰かの役に立つかもしれないと思ったんです。
そこで、Midjourneyで作ったアート作品を販売できる場所はないかと探してみたところ、いつも利用しているAdobe(アドビ)のサービスのひとつ、Adobe Stock(アドビストック)ならどうだろう?と思いつきました。
世界中のクリエイターやデザイナーに利用されているAdobe Stockなら、もしかしたら私の作品にも需要があるかもしれない!
そこで、実際にAdobe Stockへの出品申請を完了したので、その方法を皆さんにご紹介します。
Adobe Stockとは
Adobe Stockは、Adobeが提供する、写真やイラストなどの高品質な素材を3億点以上集めたストックフォトサービスです。
商用利用が可能で、追加料金なしに何度でも利用できます。
Adobeのクリエイティブソフト(Adobe Photoshop、Illustrator、Premiere Proなど)との連携もスムーズに行え、デザインや動画制作の効率化に役立ちます。
Adobe StockへAI画像を登録するまでの3ステップ
では実際の登録までのステップを見ていきましょう!
①作品をMidjourney(ミッドジャーニー)で制作する
まずは、Adobe Stockで販売するクリエイティブな作品作りから始めましょう!
人気の作品をリサーチする
事前にAdobe Stockで、今、どのような画像が人気なのか、キーワード検索などを使ってリサーチしましょう。
例えば、
- ビジネスシーン「会議」「オフィス」「プレゼン」など
- 自然風景 「海」「山」「星空」など
- 抽象的なイメージ 「希望」「未来」「挑戦」など
上記のようなキーワードで検索し、どんなテイスト・構図・色の画像が人気なのか分析してみましょう。
私の場合、まだ8月ですが、
大量にクリスマスの画像を生成して審査に出しています!
Midjourneyで画像を作る
Midjourneyで生成した場合、基本的には商用利用可能です。
以下のステップを参考に、オリジナル画像を作成しましょう。
Midjourneyで画像生成するステップ
「美しい夕焼け」だけでなく、「夕焼け、海、ヤシの木、シルエット、オレンジとピンクのグラデーション」のように詳細を記述するほうが、より繊細な画像に仕上がります。
ChatGPTなどの生成AIを使って、英語のプロンプトを作ってもらいましょう!
イメージに近い画像をアップロードし、Midjourneyに参考として認識させることもできます。
最近はMidjourneyのWeb版がすごい勢いで進化しています!
Midjourneyの使い方は改めて記事を作りますね!
②Adobe Stockの審査基準を満たす
Midjourneyで作成した画像は、Adobe Stockで販売するには解像度が足りないため、Photoshopなどの画像ソフトで高画質化する必要があります。
最終的には、Adobe Stockの審査を通過しなければ販売できません。
以下の点に注意して、作品を準備しましょう。
- 高画質・高解像度 300dpi以上、なるべく大きなサイズで保存する
- ノイズが少ない ノイズが目立つ場合は、Midjourneyで再生成するか、画像編集ソフトで除去する
- 商業利用可能 ブランドロゴ等が入っていないか確認する
③Adobe Stockに作品をアップロードする
作品が完成したら、いよいよAdobe Stockへアップロードします。
コントリビューターポータルから画像をアップロードする
コントリビューターポータルにアクセスし、Adobe IDでログインします。
Adobe IDをお持ちでない場合は、新規登録を行ってください。
次に作品のアップロード手順も確認しましょう。
作品情報を入力する
作品をアップロードする前に、以下の情報を入力します。
- タイトル 画像に合わせたものをつける
- カテゴリー Adobe Stockが自動入力
- 言語 日本語
- キーワード 自動生成されているものを選ぶ
審査を待つ
情報入力後、作品を審査に提出します。審査には約2週間、最大で8週間かかります。
この間にタックスフォーム(W-8BEN)を申請し、サインしておきましょう。
これをしないと米国で30%の源泉徴収が行われます。
販売開始
審査を通過すると、作品が世界中のユーザーに公開され、購入可能になります!
気になる審査結果は…!?
8月25日にAI画像を20枚審査申請しました。
なんとそのうち4枚は、残念ながら却下という結果になり、現在残りの16枚が審査中の状態です。(8月29日現在)
却下の理由は「品質の問題」らしく、Adobeの基準を満たすものではなかったそうです。
よくよく見れば、このケーキは3Dイラストなのか本物なのかという境界線が曖昧で、中途半端ではないかと思いました。
一緒に申請した画像は審査通過してくれることを願うばかりです。
9/5 追記 | 申請が一部通りました!
後日追加したイラストの方が、先に審査を通過しました。
10点中5点のみ合格という厳しい結果でしたが、却下された5点の理由はケーキのイラストと同様に「品質の問題」とのことでした。
通過した画像と似たようなものだったのですが…。
とはいえ、合格は嬉しいもの。
今後もコツコツ追加していこうと思います!
▼SOPHIE DESIGN WORKSのAdobe Stockポートフォリオはこちら▼
https://stock.adobe.com/jp/contributor/212261576/SOPHIE%20DESIGN%20WORKS?
まとめ | 画像生成AIは可能性が広がる大チャンス!
この記事では、Midjourneyで作ったAI画像をAdobe Stockで販売する方法を、私の体験談を交えながら紹介しました。
これまで画像を「買う側」だった私が、「販売する側」になるなんて、思いもよらない展開!!
この新しい挑戦を通じて、自分の作品が世界中で利用されると想像すると、ワクワクが止まりません。
Adobe Stockの市場は世界中に広がっています。
私が作った画像が、世界の誰かの目に止まり、インスピレーションを与え、作品作りに役立つことを願っています。
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