こんにちは!SOPHIE DESIGN WORKSのemiです。
これまでウェブサイトでの集客において、SEO(Search Engine Optimization)は不可欠とお話してきました。
今回はSEOの基本である「キーワードの選び方」について解説していきます。
ウェブサイトは、まさに『キーワードの集合体』!
適切なキーワードを選ぶことで、検索エンジンからあなたのサイトを見つけてもらいやすくなり、集客に繋がるので、「キーワードの選び方」はかなり大事なポイントなのです!
また、キーワード選びにおいて「初心者が陥りやすい落とし穴とその回避法」までお伝えしていきますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
一度で理解しようと思わず、何度も読んでくださいね!
なぜキーワード選びが重要なのか?
キーワードとは、ユーザーがGoogleなどの検索エンジンで情報を探す際に入力する言葉です。
SEOのおける「キーワード」とは、ユーザーの「検索キーワード」を予測し、あなたのウェブサイトやコンテンツに適切に盛り込む作業のことを指します。
例えば「京都 観光 モデルプラン」といった言葉が検索キーワードで、これらをタイトルや文章などのコンテンツに自然に盛り込んでいくといいでしょう。
- 不自然なキーワードの盛り込み例
-
京都観光のモデルプランを紹介します。京都観光には多くのモデルプランがありますが、おすすめのモデルプランを紹介します。
- 自然なキーワードの盛り込み例
-
京都観光におすすめの2泊3日モデルプランを紹介します。定番スポットから穴場スポットまで網羅しているので、初めての京都観光でも安心です。
このように、あなたのサイトにあった適切なキーワードを選び、ウェブサイトの随所に入れることで、検索エンジンの結果に反映されます。
つまりキーワード選びは、まだ見ぬお客様をあなたの元に導く道先案内人のようなもので、SEO対策において最も重要な要素のひとつなのです!
キーワード選定で大きく結果が変わる
キーワード選定で、以下のような調査結果も出ています。
- 76%のマーケターが、適切なキーワード選択によってターゲット層の理解が深まったと報告(MarketingProfs調査, 2022)
- 効果的なキーワード戦略により、平均で33%の順位向上が見られる(Moz調査, 2023)
- 適切なキーワード選択により、オーガニックトラフィック※が平均50%増加(SEMrush調査, 2023)
- ターゲットを絞ったキーワード使用により、コンバージョン率※が平均2.5倍に(WordStream調査, 2022)
- オーガニックトラフック=検索エンジンから得られるウェブサイトの訪問者数
- コンバージョン率=Webサイトやページを訪れたユーザーのうち、商品の購入や問い合わせなど、最終的な成果に至った人の割合
なにはともあれ、キーワードですね!
次は、初心者がついやりがちな失敗例をご紹介します。
キーワード選びが難しい理由
ここまででキーワード選定の重要性をおわかりいただけと思います。
しかしいざ始めてみると「どのようなキーワードを選べばよいかわからない」と、頭を抱える方も多いはず。
そこで「SEO初心者が陥りやすい落とし穴」の具体的な例を挙げて説明しますね。
- 人気のあるキーワードは既に大手企業が使用していて、とてもじゃないけど検索結果の上位表示を狙えない
- 人気のあるキーワードばかりに目が行ってしまい、自社の強みに合わないキーワードを選んでしまう
- キーワードを詰め込みすぎて、文章が不自然になってしまう
- 競争が少ない具体的なキーワードにこだわったため、サイトへの流入自体が極端に少ない
キーワードは、検索ボリュームと競争度のバランスが重要です。
検索ボリュームが大きすぎると競合が多く、逆に小さすぎると検索される人が少ないというジレンマがあります。
そのため、SEO対策におけるキーワード選びは、一定の知識と経験も必要になってきます。
次はSEOにおけるキーワードの種類を見ていきましょう!
キーワードの種類と特徴
キーワードは検索ボリュームの大きさによって、ビッグキーワード・ミドルキーワード・ロングテールキーワードの3種類に分けることができます。
キーワードの種類
キーワードの種類 | 月間ボリューム件数※ | 語数 | キーワードの事例 |
---|---|---|---|
ビッグキーワード | 1万以上 | 1〜2語の一般的な検索語 | 靴 ダイエット |
ミドルテールキーワード | 1000~1万 | 2〜3語の中程度に具体的な検索語 | ランニングシューズ 低カロリーレシピ |
ロングテールキーワード | 1000未満 | 4語以上の具体的な検索フレーズ | 初心者向け軽量ランニングシューズ 1日1500kcal以下の糖質制限レシピ |
- 月間ボリューム件数 : 検索エンジンで特定のキーワードが1ヶ月間に検索された回数、またはその推定回数
それぞれのキーワードの特徴
- ビッグキーワード
-
- 検索ボリューム 一番多く、幅広い層にアピールできる
- 競合性 高い
- 購買意欲 低い
- ミドルテールキーワード
-
- 検索ボリューム やや多く、ターゲット層を絞り込める
- 競合性 中程度
- 購買意欲 中程度
- ロングテールキーワード
-
- 検索ボリューム 少なめ、コンバージョン率が高い、ニッチな市場を狙える
- 競合性 低い
- 購買意欲 高い
Googleで「ダイエット」と検索したら大手企業が上位表示されますが、「1日1500kcal以下の糖質制限レシピ」となると小規模サイトが上位を占めます。
つまり、集客力はビッグキーワードにかないませんが、コンバージョン率(成約率)はロングテールキーワードが高くなります。
適切な「ロングテールキーワード」を見つけることが出来たなら、ユーザーにピンポイントでアプローチができるため、少ない集客でも成約率が高くなります。
次はいよいよ具体的な「キーワードを選ぶ方法」を4ステップでご紹介します!
キーワード選びの4ステップ
ウェブサイトやブログのキーワードは、以下の4つのステップで選定していきます。
まず最初に行うことは、ターゲットユーザーを明確にすることです。
これをペルソナ設定と呼びます。
- ターゲットユーザーの年齢、性別、職業、趣味など基本的な情報を想定
- そのユーザーが抱える課題や悩みを考える
- ユーザーがどのような言葉で検索すると予想されるかを考える
例えば、「30代の働く女性で、美容に関心が高く、肌の悩みを持っている」というペルソナを設定すると、「シミ対策」「エイジングケア」などのキーワードが浮かんでくるでしょう。
次に、設定したペルソナに基づいて、関連するキーワードをできる限り多く挙げていきます。
- メインキーワードを中心に、関連する単語を自由に書く
- 同義語や類語、ロングテールキーワードなども考慮する
- Google検索の「関連検索」も参考にする
例えば、「シミ対策」というメインキーワードから、「美白」「スキンケア」「レーザー治療」「ビタミンC」などの関連キーワードが出てくるでしょう。
ブレインストーミングで挙げたキーワードについて、実際の検索状況を調査します。
- Google Keywordsやラッコキーワードなどのツールを使用
- 各キーワードの月間検索回数(検索ボリューム)を確認
- 競合サイトの数や上位表示されているサイトの強さ(競争度)も確認
この段階で、検索ボリュームが少なすぎるキーワードや、競争が激しすぎるキーワードを除外していきます。
キーワード調査に使用する主なツール
Google Keyword Planner
- 無料利用可
-
Google Adsのアカウントさえあれば無料で利用できる
- Google検索との連携
-
Google検索のデータに基づいているため、最も信頼性の高い検索ボリュームデータが得られる
- 関連キーワードの提案
-
入力したキーワードに関連する幅広いキーワードを提案してくれる
- 広告との連携
-
広告運用と連携してキーワードを選定できるが、出稿していないと検索ボリュームはおおまかな数値して表示されない
ラッコキーワード
- 日本語に特化
-
日本語の検索キーワードに特化しており、より精度の高いデータが得られる
- ロングテールキーワード
-
ロングテールキーワードの提案に強く、ニッチな市場のキーワードを見つけやすい
- 関連キーワードの掘り下げ
-
キーワードの関連性を可視化し、深いレベルでのキーワード調査が可能
- 無料版では回数制限あり
-
ゲストユーザー(非ログイン)の場合は1日あたり5回・1週間あたり20回(IP単位)までに制限される
これらのツール以外にも、SEMrushなど、様々なキーワード調査ツールが存在します。それぞれのツールには特徴がありますので、目的に合わせて使い分けましょう。
参考記事
最後に、調査結果を踏まえて最適なキーワードを選びます。
- 検索ボリュームと競争度のバランスが良いキーワードを選ぶ
- ターゲットユーザーのニーズに合致しているかを再確認する
- 1つのメインキーワードと、2~3個の関連キーワードを組み合わせるのが理想的
例えば、「シミ対策 美白クリーム」をメインキーワードとし、「効果的な使い方」「おすすめ商品」などを関連キーワードとして設定します。
ここまでお疲れさまでした。
出てきたキーワードを、タイトルや文章などのコンテンツに自然に盛り込んでいきましょうね♪
まとめ
今回はキーワードの選び方についてお話してきました。
キーワード選定はSEO対策の基礎ですが、他にもタイトルタグ、メタディスクリプション、コンテンツの質など、SEO対策すべき要素はたくさんあります。
総合的にしっかり対策していくことで、より集客力のあるサイトへ成長していきます。
またSEOは、常に変化していくものです。
定期的にキーワードの検索ボリュームや競合状況をチェックし、必要に応じてキーワードを修正・追加していくことが大切です。
SEOは長期的な視点で取り組むことがとても重要です。
焦らずコツコツと努力を続け、成果に繋げていきましょう!
コメント